★★★★★

今クールで一番地に足のついた丁寧なドラマでした。

辛い展開が続いたけど、薫先生のサバサバしたキャラクターに救われてたかな。

途中から「あれ?BLならぬGLかな?」と思うくらい2人の関係が友情を超えていて、ちょっとむず痒かった。

医師たちが病気や患者さんと真摯に向き合っていて、とても理想的でした。

中でも木下ほうかが理想の上司すぎて、今までのイメージを覆していて、こういう役の方がいいなと思った。

北大路欣也の役がうまく潤滑油的な役割をしていて、取り乱すこともあったが、やっぱり頼りがいがあるし、言葉がスーッと入ってくるし、こういう人になりたいなと思って見てました。

高畑淳子が圧巻でした。

これが映画ならば、間違いなく助演女優賞総なめ。

医師や看護師に「民代さん」って下の名前で呼ばれるくらい親しみを持たれていた点が母と共通していて、がんと闘うのではなく、うまく共存しようとしていた点も母と同じで、年齢も同世代。

だから他人事と思えなくて、民代さんがどんなふうに最期を迎えるのかを、心して見ようと思ってました。

素敵だった。

ポジティブもネガティブも受け入れて、がんだって輝けるし、好きなことしていいし、恋だってできるし、キレイでいられる。

本当に素敵な最期でした。

母の、痛そうで辛そうな姿を見てきたし、母のがん友が亡くなった話を何回も聞いてきた私としては、がんサバイバーの皆さんに「頑張れ」とはとてもじゃないけど言えない。

がんの種類も痛みも年齢も環境も、一人一人違います。

周りのことなんか考えず、とにかく自分が一番楽で、幸せに過ごせる選択をしてほしい。

作中の佐倉さんがそこで悩んでいて、心先生や薫先生、民代さんや結城くんと関わる中で少しずつ光を見出して、いろんなことを受け入れて、無理なく前向きになっていく姿は、純粋に勇気づけられた。

だから最終話で結城くんと手繋いで歩いてる姿見て、友達の恋が実った感覚になってとても嬉しかった。

さまざまな種類のがんを取り上げてくれたことや、患者だけでなく、患者の家族、医師自身のこと、バランスよく丁寧に描かれていて、とても優しいドラマだったと思います。

良作でした。

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