★★★★☆

私的大当たりの春ドラマの先陣を切って、最終回を迎えました。

悪い人が本当に1人も出てこないし、毎回すごく丁寧に作られていて、NHKらしい、落ち着いた、大変高品質なドラマでした。

初回評にも書いたように、基本的に手紙は、どんなに汚い字でも、どんなに下手な文章でも、自分の言葉で書いてほしい派の私。

5話か6話の、過去に義母に汚い字を罵倒されたけど、誕生日プレゼントか何かに手紙を添えたいというお嫁さんの依頼の回を見て、泣きながら「代書も有りだな」と思ってる自分がいました。

ポッポちゃんを、地域のみんなが温かく見守っているのが本当に素敵で、特に白川さんが好きです。高橋克典はこんなにも普通の優男なのは新境地じゃなかろうか。白川さんのキャラが素敵で、不覚にも惚れた。

男爵は小説家ピッタリではあるけど、謎のままが良かったなぁ。

先代の手紙は、ポッポちゃんはそこで初めて先代の愛情を感じて号泣してたけど、私は受け入れられなかった。

自分が寂しくて孫を側に置いておきたいからって母親から子どもを引き離した挙句、自由を奪うほどの束縛でポッポちゃんに代書の練習をさせたりして、その身勝手さが更に腹立たしく思った。

でも、私はそんな風に思ったけど、ポッポちゃんがあれを愛情だと素直に受け止めて、最終回で先代に和解の手紙を書いて解き放たれたのは、ホッとしました。

あとは何より、ポッポちゃんと守景さんがハッピーエンドでよかった。好きだの愛してるだのという直接的な表現だと、あの場面では陳腐になる所を、間接的な、でも確実な言葉が、行間を大事にするこの作品らしくて良いシーンだった。

はーたんとの手紙のやりとりは毎週ほっこりしたし、だからこそ、ちゃんとポッポちゃんと守景さんの気持ちが通じ合って、誰も傷つかないラストで、良質なドラマでした。

ポッポちゃんのお母さんという消化不良要素もあるし、代書については1話完結型でいくらでも作れるし、キャストもこの面子ならいくらでも見ていられるので、続編希望!

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