1/11.12の2日間で、前編後編と放送された、SPドラマです。



オリエント急行殺人事件 公式サイト



アガサクリスティの小説を、日本で初めて映像化。

昭和初期の日本、列車は下関から東京へ向かう寝台特急「東洋」という設定です。

三谷幸喜脚本、主演に野村萬斎ということで、面白くないわけがないと思い、期待して見ました。

前編は原作に忠実に、勝呂(原作でいうポワロ)が事件を推理していくストーリー。

後編は三谷色を出してのオリジナルで、犯人側から事件を追っていくストーリー。

三谷さんらしい、古畑っぽい、面白い試みだなーと。

お恥ずかしながら私、小説はあまり読まないので、原作を知らなくて、作品名と著者の名前を知っている程度だったんですが、もしかしたら、原作を知らないからこそ、楽しめたかもしれません。

楽しめた理由のひとつに、セットと衣装があります。

私、前から何度かこのブログにも書いていますが、明治~昭和初期が本当に好きなので、このドラマの全体的な雰囲気が素敵で、見ていて普通に楽しかったです。

野村萬斎のポワロは、最初は「なにこのキャラクター」と、あまりにあくの強いお芝居だったので、最後までそれに耐えられるか心配でした。

野村萬斎は大好きだけど、このキャラクターはどうかなー。

と、思っていましたが、見ているこっちもだんだんクセになってきて、楽しかったです。

野村さんは徹底して舞台風のお芝居をしていたように思います。

「浮いている」という見方もあるけど、あれはあれで私はいいと思うし、現代劇になぜ自分が主演として呼ばれたのか、しかもあくの強い、和製ポワロとしてキャスティングされたのか、それをお芝居で表現していたようにも思います。

他の乗客たちも、ナイスキャスティングでした。













三谷作品常連の方々から、おそらく初参加であろう玉木宏、富司純子、青木さやか、池松壮亮などなど。

中でも、個人的には、JINか何かで西郷隆盛役をやっていた時からずっと気になって仕方がない藤本隆宏のキャスティングが嬉しかった。

そして何より、元フジテレビアナウンサー八木亜希子ですよ。

この方のお芝居を初めて見ましたが、びっくりしました。

うまい。

これからどんどんドラマとか映画に出て欲しいですね。

内容については、原作がそうだから仕方ないけど、ラストに「えー!そっち⁉︎」となり、ちょっと台無し感はありました。

これ言ってもしょうがないけど、「相棒」の右京さんなら絶対そうはならないのに・・・と思ってしまいました。

「いかなる理由があっても、殺人は犯罪です!プルプル」ってなるのになぁ。

三谷脚本だから、実は藤堂はカサケン(真犯人)ではなく、人違いだった、人違いの殺人なんてとんでもないことをしたのですよあなた方は!という展開を期待していたけど、やっぱり原作には忠実にしなきゃいけない事情があったのでしょう。

だって、ほぼクロであるにしろ、結局、藤堂がカサケンである決定的な証拠は無いし、そもそもカサケンが真犯人である決定的な証拠も、最後まで無かったのだから。

三谷さんならもっと腑に落ちる結末に出来たはず!

清洲会議と言い、最近の三谷さんはどうかしてる。

キレが無いし、深みも無い。

おもしろい三谷作品が見たい!

このドラマもまぁまぁ面白かったけど、物足りないので、今後の三谷さん復活に期待です!

スポンサーサイト