ネタバレありです。





★★★★☆



ただの「いいドラマ」に成り下がった感は否めません。

でも、いい展開だったと思います。

全9回しかなかったので、個人的には、あと3週くらいは見ていたかったなという感想です。

一人ずつ違う事情で「コガモの家」に関わり、それぞれにそれぞれの思いがあり、ひとりずつ、然るべき居場所へと巣立っていき、前へ進んでいく。

そしてひとりずつ本名が明らかになっていく。

結果的に、すごくいいドラマでした。

重いテーマなので、ラストに流れる主題歌に癒されて、バランスも良かったと思います。

ただ、やっぱり、「ただのいいドラマに成り下がった」という自分の中での残念な気持ちと、修正しないバージョンがどんなだったか、ものすごく気になるし見たいので、星4つです。



三上博史のセクシーさ、切なさ、美しさたるや・・・毎週、ため息モンでした。

もちろん、圧倒的な迫真の演技も。奥さんを思う気持ち、子どもたちを思う気持ち、そしてコウノトリのシーンは圧巻でした。

この人、日本のジョニーデップって感じがして、風貌も似てるし、演じる役柄もなんとなく似てるし、一風変わった役を演じたら天下一品だし、もっとドラマに出てほしいなぁ。

私生活が謎めいているのがまたいい。



三浦翔平くんも、難しいこの役をしっかり演じていました。





今まで元気な役とか、頼りない若者役とか、心優しい若者役ばかりだったので、新境地を拓いた感じ。

言葉をしゃべらず、暗く、心に闇を抱えながらも、子どもたちを優しく包み込む心優しい青年を、繊細に演じていたように思います。



子どもたちもうまい!本当におそろしい子たちです!

芦田愛菜ちゃんに注目しがちですが、もっとおそろしいのは鈴木莉央ちゃん。

まなちゃんは、今回は役柄もあってか、ちょっとやりすぎ感があるけど、莉央ちゃんはある意味ポストより難しいドンキという役を自然に演じていたように思います。

まさかドンキがあんな心の闇を抱えることになるとは。

これはお気に入りの1枚。まなちゃんかっこいー♡



ボンビがとにかく可愛さ全開!この子が1番子どもらしく、喜怒哀楽もはっきりした役だったからというのもありますが、表情豊かな渡邊このみちゃん、これから来るな、きっと。

ジョリピー!!は最初はイライラしてたけどもう毎週楽しみになってました。笑

最終回で、全員でジョリピー!!には笑った。



印象的なこのシーン。



心にクッションを持て!



新旧名子役の共演も見応えがあったし、吉沢悠もいい味出してました。

子どもたちの演技に目が行きがちですが、大人たちも安定のキャスティングで、本当にドラマにのめりこめたので、そういう意味でもバランスのいい作品だったように思います。





ラストはとても心温まりました。

ポストとして生きてきて、先生夫婦の子ども「愛」として生きようと決意したが、最後は、赤ちゃんの時からの「育ての親」であり、同志のような存在でもある魔王(施設長)の娘となり、「キララ」という名前を取り戻し、強い絆で生きていく。

魔王が「1回しか言わないからよく聞け」と言って、「寂しい」と涙したシーンはもう涙腺崩壊。

この2人には並々ならぬ絆があるので、ラストのこの「パパ」「キララ」には、初回から見守ってきた視聴者はみんな号泣だったはずです。

素晴らしいラストだった。

ただ、キレイにまとまりすぎたな、と思ってしまったモヤモヤがあるので、もし、DVDとか、ノベライズとかで、もともとのラストを公開してくれるのなら、必ずや、本当のラストを見届けたいと思います。

1話からしっかり見てきましたが、クレームを入れてきた人たちは本当に表面上でしか物事を見ることの出来ない、かわいそうな人たちだと思います。

「実態は違う」というのなら、これはドラマであり、ましてやドキュメンタリーチックにリアリティを追求したドラマでもないことは一目瞭然なのだから、やっぱり論点がズレている。

「アダ名に問題がある」というのなら、そのアダ名の背景もきちんと視聴者に納得される形で最初から描かれているのだから、そもそもこれも論点がズレている。

セリフや表情の奥にある意味を理解出来ないようでは、どんなドラマにもクレームつけなくちゃいけなくなる。

正直、今回のクレームに関しては、自分らのことしか考えられないかわいそうな人たちの醜態を晒しただけのように私は感じました。

確かに、それに対する日テレの対応は良くなかったとは思いますが、ドラマ自体は問題視するようなものではなく、逆に、世の中に問題提起する、とても意味のある内容でした。

日テレさんには、これからもこの水10枠の姿勢を大切に、挑戦し、是非、考えさせられる「いいドラマ」を作ってほしいです。

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