おもしろかったなぁ、これも。

男女逆転のストーリーなんてどうかと思ってたけど、多部ちゃんと堺雅人目的で見てみたら、2人のどこまでも一途な恋と、将軍家を巡る色んな思惑や、将軍を支える大奥の男たちと、その家族の思いなど、人間模様がとてもわかりやすく、また切なく描かれていて、粗など気にならないくらい素敵なドラマでした。

今の政治家にも、あれくらいの統率力と、国の未来を思う気持ちがあればなぁ、と、ついつい思ってしまいました。時期が時期だけに。

最初は、年齢設定と配役が合ってなくないか?というのが気になっていたんですが、そんなことはどうでもよくなるくらいに、ストーリーと、心理描写と、音楽と、役者さんたちの演技が良くて、途中からは全く気にならなくなりました。

ただ、「え、もう1年経ったの?」とか、「え、その数ヶ月の話飛ばしちゃうの?」というのは何回かあったし、最後も、どう考えても尺が足りなくて脚本が粗くなってしまった感が拭えません。

それと、本当にごくごく一部、演技が残念な方がいて、周りがスゴイだけに、目立ってしまって可哀想でした。

でも心理描写と演技が本当に見事にマッチしていて、「あぁ、人は時代の波にのまれて変わってしまうんだな」と思う反面、「人を思う気持ちは固く、人を好きになるって素敵なことだな」と思ったりもして、ここ数年好きな人すら居ない私はキュンキュンしまくりでした(笑)

中間評にも書きましたが、平山浩行の正勝役がとにかく凛として素敵でした。ラストで、上様の後を追うように自害するシーン、そして、赤面疱瘡で先に亡くなってしまった嫡男が「お迎えに参りました」という演出がまたニクかった。

多部ちゃんの、息絶えていくシーンも見事で、堺さんの、どこまでも上様を慕う眼差し、春日局役の麻生さんもすべてにおいて圧巻。今まで見てきたどのドラマの誰よりも春日局でした。

多部ちゃんについては、声が好きで、美人すぎないところも好きで、表情豊かな演技が好きなんですが、このドラマで、「間」が素晴らしいなと新たに発見し、さらに好きになりました。

個人的には、途中から出てきた松平輝綱役の小澤美和さんが気になって仕方なかったです。たぶん、このドラマが好きな方はみんな気になっていたと思いますが、どこか中性的で、演技も上手でキラリと光っていました。

どこかで見たことがあるなぁと思って調べたところ、タイムスクープハンターというドラマで、女相撲の回に出られていて、私、その回が好きだったので、印象に残っていたのです。

再現VTRや舞台で活躍されているみたいだけど、これからどんどんテレビドラマに出てきてくれたら嬉しいなぁ。ファンになってしまった。

そういうことも含めて、実にいいドラマでした。

今、宣伝でやっている映画版が、このドラマのラストから30年後という設定みたいですが、堺雅人が全くの別人役で出ているというのがどうもなぁ。

このドラマの有功さまが、あまりに聡明で、あまりに人格者だったので、ドラマが終わったばかりで、しかもその続きという設定にも関わらず、全くの別人役で、しかも主役で出るというのは、感情移入が難しそうで。。。

有功さまと家光公の愛というか絆というか、魂の繋がりが素晴らしすぎただけに、映画はまともに見れそうもありません。

いつか地上波で放映する日を待ちます(笑)
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